ご存じの方はもうあまり居られないかと思いますが、松山市役所前電停の 西側、松山城堀端の「八股のお袖大明神」のすぐ隣に『松山電信発祥の地』 と銘記した平板型の石碑が立っています。
東京~横浜間で電信が開始されたのが明治2年(1869)、そして全国に 電信網が整備されていき、明治11年(1878)に松山に電信分局が開設 されました。
昭和47年に日本電信電話株発足20周年を記念して建立されたのが この石碑です。裏面には、
『ここは松山電信分局のあったところです。明治11年9月25日 県下で初めてモールス通信による電報の取扱いが開始されました
太政官布告という当時の法令に 「電信は瞬間萬里音信を通する至緊至妙の機関なり」 と記され文化の先端を行くものとされていました
建物もそのころとしては珍しい洋館で見物にくるものが後を 絶たなかったといわれています』
写真では、落ち葉取集のビニール袋が置いてあり、石碑の裏面は雑木等で 覆われ、碑文を見ることはできない状況になっています。
松山市役所の管理地とのことですが、電友会有志による整備 について 検討してもよいのではと思ったところです。