R4年に本部ボランティア活動賞を受賞された岡村純雄さんが日本棋院から表彰されました

松山市在住の岡村純雄さんは、令和4年度に本部ボランティア活動賞を受賞されましたが、令和7年2月9日に日本棋院から「令和6年度普及活動賞」を受賞されました。「公益財団法人日本棋院」からの表彰は全国的な表彰として、毎年各県から1名選出されるもので、永年碁界の発展に尽力され、囲碁普及や入門者、初級者の育成に貢献された方々」に授与されるとのことで、今回取材させていただきました。

参考までに、令和4年度に受賞された「囲碁教室を通じた青少年育成」の概要です。

  • 自治会長より元気な街づくりの一環として囲碁サークル結成の要請を受け結成
  • 自治会内の児童を対象にして囲碁教室を始める
  • 待機児童を持つ親御さんから囲碁の手ほどきの要請を受け囲碁を教える
  • 市内中学校の囲碁クラブの講師として毎週3回(月・水・金)の指導を行う
  • 指導学生を文部科学大臣杯全国囲碁大会へ出場させる

岡村純雄さんは現在87歳、奥様とご一緒に令和6年7月から介護施設に入居されています。

取材日にお会いし受賞の経緯等お聞きしたのですが、印象として3年前のボランティア活動賞を受賞した際と同様に昔のこと、現在の状況、これからのことなどを淀みなく話されていることに驚かされました。

表彰は、全国各県の理事長や支部長が連なる中、松山中央支部の一棋士として青少年の育成に貢献された方として受賞されたとのこと。岡村さんは入居された以降も週1回、住んでいた地区の小学生3人(教え子)を施設において(親が送迎)指導を続けているとのこと。

インタビューも最後になりこれからのことなどをお聞きすると、日本は以前「囲碁最強国」だったのですが、現在はその地位を中国・韓国に奪われ、自然囲碁人口は中国・韓国に大きく引き離されるとともに、日本は1980年代に1千万人超いたという囲碁人口は現在では130万人ほどまでに減少し、このままでは100万人を切ってしまうのではと危惧されているとのこと。そのことが非常に心配しているとのとでした。

今回、岡村さんにお話を聞くにあたり、子供たちへの囲碁の指導だけではなく、将棋界の人気に押されながらも何とか囲碁界の裾野が広がればと切に願う一老棋士の気概を見せられたように思いました。

これからも環境が厳しい中ですが、多くの子供たちへ囲碁のすばらしさを教え続けていかれることを応援しております。

愛媛電友会 事務局

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